• 連載数:全5回
  • 紹介文:見事恋愛関係を築けたけれど、そこでも様々な試練があります。お互いが出来るとても簡単であり忘れがちなこととは?
2015.02.20

正論と思い遣り

正論と思い遣り出会いからしばらくの間は、相手のことを知りたいという気持ちや相手により好ましく思ってもらいたいという気持ちが強く働くことから、会話の中でちょっとした引っ掛かりを覚えても、そのままにしてしまったり、あえて注意をせずに済ませてしまったりすることもあるかもしれません。

それは、まだ相手のことを良く知ることができておらず、相手の意図を正しく汲むことができているかどうかに迷いがある時期だからでもありますし、交際当初のトラブルは避けたいという気持ちからでもあるのでしょう。
まだ互いへの信頼がしっかりとできていないそうした時期のトラブルは、交際そのものに影響が出てきたりもするため、避けたいと考えることは自然なことかもしれません。

ですが、出会いから時間が経ち、互いに対する理解が深まったり関係が親密さを増してくると、わがままを言い合えるようになったり、より「素」の状態に近い自分を相手へと見せるようになってきます。
それは二人の関係が熟成期を迎えたからです。
そうした時期に入ると、今まで以上に言いたいことを言い合えたりするようにもなりますし、理解されている、許されているという甘えから、トラブルが起こりがちになる時期でもあります。

出会いから間もなくの段階では、違和感があっても口にすることができなかったことを指摘できるようになるのもこうした時期ですが、そうした時期だからこそ、それらを指摘する際には思い遣りを持って言葉にすることが大切です。

人は、指摘された事柄が正論であればあるほど、恥ずかしさも手伝って反論を試みてしまったり怒ってしまうものです。
それは、自分の過ちを認めたくないからではなく、究極の「照れ隠し」というべきかもしれません。
言われたことを理解し、正しいと思うことができても、今まで違うことを主張してきただけに、直ぐにそれを訂正することができない人の方が多いのです。

ですから、指摘する側も、相手のそうした気持ちを思い遣りながら言葉にすることが大切です。
正論であることと、相手の気持ちを思い遣ることのない説教とは別だからです。
正論であっても、相手がどういった気持ちでそれを口にしたのかを推し量ったり尋ねたり、思い遣りながら説明することが大切なのです。
立場が反対になった場合を想像すると、理解しやすいのではないでしょうか。
自分が何らかの指摘をされた時のことを想像して、周りに人がいないかなどの配慮をしつつ、相手が納得できるよう伝えてあげることがお勧めです。