• 連載数:全5回
  • 紹介文:もし単身赴任が決まったらどうしますか?精神面や金銭面、パートナーとの距離など色々考えなければなりません。
2015.07.06

したたかさを育てる

写真「離れ離れになる」と考えると、遠距離恋愛や単身赴任に対する不安は増す一方でしょうが、「経験値をあげる」と考えると、少しは勇気が湧いてくるのではないでしょうか。
出会いから間もない、まだ交際へと進んだばかりというカップルや、家庭を持って間もない夫婦の場合、「離れて暮らす」というのは大きな試練であり、不安を掻き立てる事柄でしょう。
ですから、パートナーから「転勤」という言葉が発せられた時には、ついつい思考が後ろ向きになってしまったという人も多いのではないでしょうか。

ですが、見方を変えれば、これは「経験値をあげる」絶好の機会だということができます。
出会いからしばらくの間は、互いの努力もあって甘い時間が続くことが多いでしょうが、長く交際を続けてゆくうちには、さまざまな壁や障害に当たることもあるのです。
それは、結婚して家庭を持った人たちにも当てはまります。
人生は長く、その間ひとつも波風が立たないなどということはないのです。

ですから、遠距離恋愛や単身赴任の機会は、「将来に向けた耐性をつける」ために訪れたと考え、乗り越える勇気を持つことが大切です。
そうした期間を乗り越えることができれば、二人の絆は確実に強まりますし、次回、何ごとかが訪れた時への心構えができることからも、後ろ向きになるのではなく、立ち向かうべき案件ということができるでしょう。
今まで自分にはなかった「したたかさ」を育てる機会でもあります。

「したたか」と耳にすると、あまりいいイメージを抱かない人もいるかもしれませんが、そうした部分を持つことは決して悪いことではありません。
自分の心や周りとの関係性を守るために身につける「したたかさ」は、とても大切なものですし、それを持とうと考えるということは、それだけ現在の状況を大切に思っているということでもあるからです。
ですから、不安に出会った時は絶好のチャンスととらえ、心を鍛える努力をすることをお勧めします。