• 連載数:全5回
  • 紹介文:愛されてると思う瞬間を噛みしめることでお互いを思いやり関係を深めていくことが出来ます。
2015.09.14

叱られるということ

写真友人などの紹介で出会い、交際へと至って以降、ケンカをしたことがない、叱られたことがないと言うカップルはほとんどいないのではないでしょうか。
出会いから長く時間が経っても、そうした経験がないと言うカップルは、自分たちの関係が果たして本当に順調なのかを振り返ってみる必要があるかもしれません。
なぜなら、ケンカは意見を言い合うことができる関係だからこそできることであり、叱るという行為は愛情表現のひとつでもあるので、それがないということは関係が希薄だとも言えるからです。

近頃は、「叱らないことが愛情」だと考えている人が増えていて、親子間だけでなく、恋人同士でもそうしないという人は多いようです。
関係を深めるためには「和」を重んじることが大切で、ケンカの原因になるようなことは極力避けたい、不快な思いはさせたくないという考えから、意見をぶつけ合ったり、叱ることをしない人が増えているというのです。
ですが、「怒る」ことと違い、「叱る」ことは愛情があるゆえの行為です。
そのことを理解せず、叱られることがないから関係は上手くいっていると考えているのであれば、それは間違いです。

「怒る」という行為は「自分の意に沿わないことに対して不快感を示す行為」であり、「叱る」というのは、「人としての礼儀に欠ける行為や、誰かに悪影響を及ぼすような行為をした人に対し、その人の将来を思い考え方や態度を正すために行われる行為」を指すのです。
ですから、叱られないことと関係が上手くいっていることとは必ずしもイコールではないのです。

あなたに関心がある、愛情を注いでいるのであれば、一時あなたに不快な思いをさせたとしても、あなたの発言や考え方に間違いがあった場合は、相手は思い遣りをもって訂正してくれることでしょう。
そしてまた、あなたの側も同じように相手を想っているのであれば、相手に対してそうすることができるはずですし、そうするべきでもあるのです 。