• 連載数:全5回
  • 紹介文:結婚を前提の交際へとシフトした時点で、互いの家族に挨拶や、家族についての情報提供を行うことが大切。
2016.03.24

機が熟すとき

写真イベントなどで出会い、ある程度順調に交際が進んでくると、人は「結婚」や「将来」というものを意識するようになってくるのではないでしょうか。
出会いの際には意識していなかった将来の形がぼんやりとでも見えてきたということは、上手に恋を育ててきたのだということができますし、互いに対する理解もしっかりと深まっているからでもあるのでしょう。

「機が熟す」という言葉があるように、ものごとにはなんでも「機」というものがあります。
それは、「考えていたものごとを実行するべき時期がきた」という意味なのですが、結婚にも、やはりそうした「機」があるのです。
それは、互いについての理解が十分に進み、「この人であれば、労わり合ったり思い遣り合ったりできる。
そうしたい」と思えるようになった時を指すのです。

もちろん、好きな相手のことですから、交際が始まった当初からそうした気持ちを持っているという人は多く、そうでなければ関係は育たないものなのですが、交際が始まった当初のこうした気持ちは、「相手により好ましいと思われたい、嫌われたくない」という気持ちからのことが多く、関係が深まってから感じるこうした気持ちとは根っこの部分が違うものなのです。

結婚というものは、楽しいことばかりではありませんし、時には壁にぶつかることもあります。
恋愛の場合であれば、それを乗り越える努力をすることをせず、別れることを選択することも可能ですが、結婚の場合には簡単に分かれてしまうことはできませんし、そうするべきでもないものなのです。

ですから、労わり合ったり思い遣り合ったりという気持ちは、共にそうしたものを乗り越えるための努力をする準備ができたということでもありますし、一緒にそうしてゆきたいという気持ちが持てるようになったということでもあるのです。
交際当初に抱くそうした気持ちよりも遙かに重く、しっかりしたもので、「これがそうだ」と感じることができるようになった時が、結婚への「機が熟した時」なのです。